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Pixel 10 Proを買った

Pixel 9 の時と同様にまた一年も経っていないが新調した。
まあ 9 は実質無料で貰っているので持っていなかったのと同じでしょ(?)

スペックと価格

10 XL はデカすぎるのでないものとして扱う。

Pixel SoC RAM 背面カメラ 前面カメラ 価格(円)
9 Tensor G4 12GB 50MP
48MP
10.5MP 95° 128,900
10 Tensor G5 12GB 48MP
13MP
10.8MP 5倍
10.5MP 95° 128,900
10 Pro Tensor G5 16GB 50MP
48MP
48MP 5倍
42MP 103° 174,900

無印同士で比べるとさすがにカメラが劣化しすぎている。
メインの背面カメラがナーフってどういうこと?

さすがにこの差は大きいと思い、また前面カメラの画質と画角の向上もあるので買うなら 10 Pro という結論に至った。

金額

Google Play の犬のため、当たり前にダイヤモンドのステータスである。
そのため 3 万円ものプロモーションコードを得られた。
そこで具体的な金額を計算してみる。

  • 元値 174,900
  • 値引き
    • Google Play 30,000
    • Pixel 7a(サブ端末)下取り 30,000
    • Pixel 9 購入時に貰ったストアクレジット 24,200
  • すべて値引いて
    • 174,900 - 30,000 - 30,000 - 24,200 = 90,700
  • 得られるストアクレジット 38,000
    • 実質 90,700 - 38,000 = 52,700

実質 52,700 円…?
買うしかねえ…

サブ端末の 7a がもう産廃なのでそれを下取りに出し、今使っている 9 をサブ端末に回すことにした。

しかも今回からストアクレジットの有効期間が 1 年間から 2 年間に上方修正されている。
そのため Pixel 11 が出た時に焦って使う必要がない点も嬉しい。

IYH

安すぎ!w
どうせ 7a の下取りも満額で返ってくるでしょ。

着弾

保護フィルムは Pixel 9 のものがそのまま流用できるため、二枚入りだった残りの一枚を使った。
ケースはおなじみ Spigen のもの。
Spigen Pixel 10 / 10 Pro ケース 薄型

起動確認まではできたのだが、肝心のファクトリーイメージが Google で公開されていない。
端末って届いたらとりあえず oem unlock して最新のファクトリーイメージを焼くもんじゃないの…?

無事ファクトリーイメージが公開されたのが翌日の午前 4 時頃だった。
もういい時間ではあったが、どうしてもやりたくて仕方ないのでデータの移行などを始めることにした。

ファクトリーイメージ

データの移行は SwiftBackup とサーバーにバックアップしている写真を tar で固めて展開するだけなので割愛。

ファクトリーイメージなのだが、現時点で以下の 4 種類が出ていた。

1. 16.0.0 (BD1A.250702.001, Aug 2025)
2. 16.0.0 (BD1A.250702.001.A3, Aug 2025, Verizon)
3. 16.0.0 (BD3A.250721.001, Aug 2025)
4. 16.0.0 (BD3A.250721.001.A1, Aug 2025, NA GStore)

おそらく日本では 1 と 3 が正しく、3 が最新のビルドである。
そう思って 3 を焼いたところ、電話機能が使えなくなってしまった。(スマートフォンってなんだよ)
しかもデータの移行がすべて終わった後に気付いたので最悪。
もうその日は朝 9 時になっており、どうせ電話なども来ないためとりあえずそのままにした。

二日後、もしかしたら 1 も 3 も同じ Aug 2025 なのでなにかが違うのかもと思い、1 を焼いてみたら見事に電話ができるようになった。
ただ、OTA アップデートが来ており、適用してみると 3 のビルドになった。
しかし OTA で 1 から 3 にしたその場合だとふつうに電話が使えた。
再度、OTA なしで最初から 3 を焼いてみたがやはり電話は使えなかった。

結論として、以下のようにすれば電話もできる最新ビルドを導入できることがわかった。

  1. 1 のファームを焼く
  2. OTA で 3 のビルドまで更新する
  3. ( root を取るなら 3 から抜いた init_boot.img を Magisk でパッチして flash )

全く意味がわからないが謎な挙動をしていたので気を付けるべし。
まだリリースされて間もないため、仕方ない部分もあるのかなとも思う。

root

いつも通りなので詳しくは Pixel 9 の記事へ。
ただし上記のように電話機能には気を付けること。

Pixel 9を買った
Pixel 9を実質無料で手に入れた。デザインがスタイリッシュに、指紋認証も大人しくなってなかなか良い!

下取り

無事満額の 3 万円だった。

終わり

下取りとストアクレジットを引いても実質 5 万円で最初は迷ったが、サブ端末を入れ替えたい気持ちもあったのでちょうど良い機会だった。
ファクトリーイメージのまさかすぎるバグによってデータ移行を二回も行わなければいけなくなったのは許しがたいが、今度から ROM を焼いた後の動作確認項目に電話を追加しようという良い勉強になった。

今回はメイン端末の更新よりサブ端末の更新のために買ったが、9 を持っているユーザーはわざわざ 10 に乗り換える必要はないと思う。
外観もそうだが性能もほとんど変わったようには思えないし、強いて言えば Qi2 になったくらいだ。
それが欲しい人は買ってもいいと思うが、他には特に違いを感じないため、よほどのオタクでない限り不要に思う。
まあでもまた新しいバッテリー持ちに戻ったというのは利点かもしれない。

来年 Pixel 11 を買うかはわからないが、ひとまずまた一年間、よろしく頼むぞ。