次期メイン鯖を買った
目次
Twitter(旧X)の埋め込みが長いので目次
前置き
ある日のこと、何気なくヤフオクを見ていたらとても良さげなラック鯖を見つけてしまった。
- 機種名: Express5800/R120h-1E
- 型番: N8100-2602Y
- CPU: Xeon Gold 5118 x2
- Mem: DDR4 ECC 128GB
- HDD: 2.5 SAS 300GB x2
これだけのスペックでなんと29,700円から開始されていた。
しかも全く同じものが他にも2台出ており、どこかの企業から放出されたものっぽい。
すでに一人が入札していたのでそこから競りが始まった。
最終的にその人は他の2台だけで仕方ないと判断したのか、33,550円で譲ってくれた。感謝。
ラック鯖落札!!! pic.twitter.com/T8ddDeoWU4
— yui (@sugtao4423) December 15, 2024
着弾
出品者はストアだったため翌日に発送され、落札から二日後に着弾。
サーバー届いた!!! pic.twitter.com/yEARDc6xdO
— yui (@sugtao4423) December 17, 2024
ヤフオクの写真にはなかったのだが、蓋を開けてみるとメモリは32GBが4枚だし、オプションのRAIDカード(P408i-a)も装備されていた。
これで3.3万円は本当に安すぎる。
起動確認
いいねえ! pic.twitter.com/vPpxivwdwg
— yui (@sugtao4423) December 17, 2024
RAIDがめちゃめちゃGUIで設定できてすごい pic.twitter.com/yanmSUZ8Ck
— yui (@sugtao4423) December 17, 2024
こんなにグラフィカルなBIOSとRAIDの設定は初めて見た。
ほんとにサーバー機か?
LSIのWebBIOSとは比べ物にならないほど見やすく、直感的に操作できた。
なんかもう時代は変わったんだなって…
増強
無事起動の確認もできたのでいろいろ買い足していく。
メモリ
とりあえずメモリスロットを埋める。
さすがに12/16レーンが空いていると埋めたくなる。
またヤフオクで探したらすぐに良いものを発見。
32GBx4枚の128GBで16,800円。
入札ではなく落札の形式だったので即落札。
こんなものが簡単に見つかるとは…なんてついてるんだ…
鯖の起動確認できたから追加でメモリ4枚、計128GBを買った pic.twitter.com/u5799A2F2f
— yui (@sugtao4423) December 17, 2024
メモリ届いて4本追加実装完了! pic.twitter.com/D2RhuRJKUL
— yui (@sugtao4423) December 23, 2024
メモリ256GBでPOST完了! pic.twitter.com/pI0kqP6sKn
— yui (@sugtao4423) December 23, 2024
メモリ256GBは圧巻すぎる…!
そんなに使うことはないだろうけどあればあるだけ嬉しい。
マウンタ
現状は2台のRAID1だが、今回からさらに冗長性を高めたRAID1トリプルで組んでみたいと思ったのでディスクが3台必要。
だがマウンタは2個しかついていないので、これもまたヤフオクで検索。
1,430円で見つかった。ネジも付属しているので合うのを探す必要がなくて神。
HDDのマウンタも購入した pic.twitter.com/0gvIzaqF5t
— yui (@sugtao4423) December 17, 2024
2.5インチのマウンタ届いたから早速SSDマウントした pic.twitter.com/ECWjLal17J
— yui (@sugtao4423) December 19, 2024
ちゃんと1TBのSATA SSDとして認識された pic.twitter.com/QDilSZBRYP
— yui (@sugtao4423) December 19, 2024
きちんと1TBで認識された。
ただSAS HDDとSATA SSDの混合RAIDはできないようだった。
移行時に現行鯖に入っている2台のSSDと入れ替える予定なのでそれは問題ないのだが、知見を得ることができた。
これにて買い足しは終了!
12/30追記: RAID1トリプル構築
1TBのSSD3台でRAID1トリプル構築完了! pic.twitter.com/QqhFHgU0Fv
— yui (@sugtao4423) December 28, 2024
ラックマウント
現行鯖を下に移動して同じ位置にマウントした。
場所が変わるとなんか気持ち悪くなる病気。
とりあえず新鯖をラックにマウントした pic.twitter.com/nNsKqOTgj6
— yui (@sugtao4423) December 17, 2024
CPUグリス
2017年11月発売の機種なのでカピカピになっているはず。
本番運用する前に塗り替えておく。
ただヒートシンクがT30のトルクスで固定されているので尼でドライバーを発注した。
一応5mm程度の幅のマイナスドライバーでも回せるようだが、合うものがなかった。
新鯖CPUのグリスカッピカピで草 pic.twitter.com/17l0rB8q0l
— yui (@sugtao4423) December 20, 2024
予想以上にカピカピだった。
これは確認して本当によかった。
グリスこんくらいかなぁ pic.twitter.com/gcJ0XMrOoo
— yui (@sugtao4423) December 20, 2024
鯖に取り付けて押し付けてみたけどちょうどいいか若干少なさそう pic.twitter.com/GFG35QikIy
— yui (@sugtao4423) December 20, 2024
ヒートスプレッダがCore iシリーズより大きく、この量では少し少ないようだった。
これは拭き取ってしまい、新たに増量して塗り直して完了。
CPUは2枚付いているのでこれを2台分やった。どちらも同じカピカピ具合だった。
ついでにM/B上のボタン電池(CR2032)も新品に交換した。
おわり
一旦新鯖のセットアップをしたというところで今回は終了。
現行の Xeon E5-2420v2 x2, 120GBから大幅にグレードアップできそうで大満足な結果となった。
おまけ: FWアプデ
BIOSやら諸々のファームウェアをアップデートする。
Express5800/R120h-1E ユーザーズガイド
マニュアルなどはすべてここにまとまっていた。
まずは実機でiLOの設定をしてリモートから接続できるようにする。
ちなみにISOのマウントなどをするのでこれは必須の作業。(まあ普通使うと思うし)
リモートコンソール(BIOS)でもiLOでもいいので現状のバージョン一覧を見る。
BIOS上では「システム情報」→「ファームウェア情報」で閲覧できる。
一応メモっておく。
0. NIC (PCIe)
※後から気付いたため下記「1. Starter Pack」を参考に。
オンボのNICではなく、PCIeで接続された4ポートNICのファーム。
BIOS上からは HPE Ethernet 1Gb 4-port 331T Adapter - NIC として見え、NECの型番では N8104-179 となる。
「1. Starter Pack」内 S8.10-010.10 の注意事項に記載されており、一度 S8.10-010.09 のモジュールで事前にアップデートさせる必要があるらしい。
Express5800シリーズ Starter Pack Version S8.10-010.09
N8104-171/178/179/213/215/217/219およびR110j-1/R120h-1M,2M/R120h-1M,
2M(2nd-Gen)/NS500Rj/R110k-1標準LANポートのファームウェアアップデート
について
BRCM_LAN_instruction_JP.pdf
「1. Starter Pack」を参考に下記モジュールだけをインストールしてBIOSやiLOから 20.27.42 に更新されているか確認する。
HPE Broadcom NX1 Online Firmware Upgrade Utility Linux x86_64 for HPE Proliant Gen10 server series Only. (firmware-nic-bcm-2.34.1-1.1.x86_64)
ちなみに .10 にアップデートさせてしまってから上記 .09 のモジュールをインストール、再度 .10 で更新して問題なく最新の 20.28.41 になった。
.09 のモジュールのインストール時にファームが初期の 20.8.41 であることを確認できたため、 .10 ではアップデートがスキップされたようだった。
1. Starter Pack
NECのサポートページからStarter PackなるものをローカルでDLする。
これはBIOSやその他FWが詰まったクソデカISOらしい。(5.1GB)
Express5800シリーズ Starter Pack Version S8.10-010.10
執筆時点の最新版はこの S8.10-010.10 だった。
すべての機種に対応しているわけではないので適宜検索してね。
iLOにログインし、.NETまたはJavaのリモートコンソールを使う。
仮想ドライブとして上記ISOをマウントして起動させる。
このときブラウザ上からISOのURLを指定(NASとか)してマウントもできるが、それだと起動すらしない。
また、ブータブルUSBメモリを作って本体に差して起動させてみたが、起動プロセスが途中で落ちた。
上記.NET/Javaの方法が一番安定したし、きちんとアップデートできた。
.NET/JavaのリモートコンソールでDLしたStarter PackのISOをマウントする。
あとはもう画面に従うだけでポチポチすれば終わる。
一応3回行ってきちんとすべてアップデートされているかを確認した。
すごい、なにをアップデートできるかを勝手に検査してポチポチでインストールできるみたい pic.twitter.com/eN6tmjNAnF
— yui (@sugtao4423) December 18, 2024
ほんとにボタンポチポチでアップデート終わった、超すごい pic.twitter.com/Y0b7puuPJq
— yui (@sugtao4423) December 18, 2024
やっぱりまだ1件だけだけどアップデートあった pic.twitter.com/aMyoPIU9gJ
— yui (@sugtao4423) December 18, 2024
基本的なFWアップデート、完了 pic.twitter.com/T5XehYMEsG
— yui (@sugtao4423) December 18, 2024
これでBIOSなどの基本的なFWのアップデートは完了。
2. RAIDカード
次はRAIDカードのアップデートをしていく。
なお搭載されているRAIDカードは HPE Smart Array P408i-a SR Gen10 であり、NECの型番だと N8103-190/193 となるらしい。
なにもアップデートされていない1.05だったので、マニュアルをしっかり読む。
すると一度5.61を経由しないといけないことが判明。
RAIDコントローラのファームウェアアップデートについて
Starter Pack注意事項より
RAIDControllerNotes_S8.10-010.10_jp.pdf
5.61のFWをDLし、USBメモリにコピー、実機に差す。
BIOSから以下の手順でアップデートする。
- 「内蔵アプリケーション」
- 「ファームウェアの更新」
- 「Embedded RAID 1: HPE Smart Array P408i-a SR Gen10」
- 「ファームウェアファイルを選択」
- 差したUSB内のファイルを選択
- 「選択したファームウェアファイル」を確認
- 「ファームウェアの更新を開始」
- 完了したら再起動
これでいよいよ最新の6.52にアップデートできる。
- Starter PackのISOをローカルでマウントしておく
- iLOの「ファームウェア&OSソフトウェア」
- iLO右側の「ファームウェアのアップデート」
iso/raid/HPE_SR_Gen10_6.52_A.fwpkgを選択- 「フラッシュ」
- 完了したら再起動
BIOSやiLOで6.52と確認できればOK
3. EXPRESSBUILDER
OSの導入などをサポートしてくれるアプリケーション?らしい?
よくわからないがとりあえずアップデートしておく。
Express5800シリーズ EXPRESSBUILDER Version E8.10-010.08
現状(3.10.222)から最新(3.90.7)へのアップデートはiLOのバージョン以外特に気にする必要はない模様。
これは1のStarter Packとほとんど同じ。
DLしてきたISOを.NET/Javaのリモートコンソールでマウントして起動させるだけ。
起動しただけであとは全自動でアップデートしてくれるので楽。
上記4つのアップデートですべての最新化が完了。
一応お掃除としてBIOSとiLOの設定値をそれぞれ初期化した。
メモ程度にバージョン比較のスクショを載せておく。
| アプデ前 | アプデ後0番忘れ | 0番アプデ後 |
|---|---|---|
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