色々なESXiのバージョンを試した話
ESXi 6.7u3
でてるしそろそろESXi 6.0u3
からアプデするべきか・・・と思っていた。
しかし以前投稿した「ESXi 6.5aではUSBパススルーが使えない」問題があるので、そう気安くできるものではなかった。
ちょうど時間ができたのでやってみた。
なぜUSBパススルーが必要なのかというと、Chinachu鯖でB-CASカードリーダーをUSBパススルーして使っているから。
どうしてもこれがないと困る。
環境
- 鯖本体: Express5800/R120a-1 N8100-1518
- CPU: Xeon E5520-2.26GHz x2
- Mem: 120GB (DDR3 ECC)
- ESXi 6.0 update3
構成情報バックアップ
VMware vSphere CLI
を使用する。
しかしこいつ、v6.5
以降ではコマンドの実行に使うPerlの環境を一緒にインストールしてくれない。
なのでv6.0
を使用。
VMware vSphere CLI 6.0 DL
vicfg-cfgbackup.pl --server ${HOST} --username root --password ${PASS} -s ${OUTPUT_FILE_PATH}
# --password指定なしだと対話で聞かれる
s
オプションはバックアップ
l
オプションはリストア
ESXi 6.7u3へ
ESXi 6.7にアップグレードしようと思ったらUnsupported CPUって言われてチーン pic.twitter.com/H3Xy2xTiY8
— yui (@sugtao4423) November 21, 2019
はい。
ESXi 6.7
からはCPUの互換性を無視してインストールできなくなった?
ESXi 6.5u3へ
VMwareからDLできるisoイメージにはESXi 6.5u2
しかなかったのでそれをDL&焼き。
そのCDからブートして6.0u3
からのUpgrade指定でインストール。
27%までいったところでfail。
それが2回起きたのでクリーンインストールを実施。
難なくインストールされたので6.5u3
へのアップグレードパッチ、並びに最新のパッチを適用。
ESXi6.5u3でもUSBパススルーが解除される問題あった
— yui (@sugtao4423) November 21, 2019
だめじゃん。
ESXi 6.0u3へ戻す
結局お前が最高だよ・・・
前に焼いていたCDはESXi 6.0u2
だったので最新の6.0u3
のisoをDLして新しく焼いた。
古いバージョンに戻すわけになるのでUpgradeは選択せずクリーンインストール。
最新のパッチを適用。
l
オプションを使って構成情報をリストア。
リストアすると勝手に再起動する。
それが終わると以前使っていた通りにVMが登録されているし、ESXiのntp設定などすべてが復元された。
USBパススルーは元々のバージョンに戻したわけだしちゃんと動いた。
余談
VMを作ってから削除、また新しいVMを登録とすると、VMのID(httpアドレスの/host/vms/17
)が歯抜けになるが、構成情報からリストアしてもその歯抜けは維持された状態だった。(まあそうだろうな)
構成情報をリストアせず、新規にデータストアからVMを一つずつ手動で登録し直していけばそれは解消できる(はず)
が、特に歯抜けが問題になるわけでもないし、どうせまたVM削除したり登録したりしたら歯抜けるので気にしないことにした。(ちょっと気持ち悪いけど)
終わり
そんな感じでESXiの3バージョンと戦った。
すごい疲れた。
結局今までのESXi 6.0u3
じゃないといけないことが判明した。
それに6.7
以降が出てもCPUの問題でアプデできないはずなのでこの6.0u3
を使い続けるしか選択肢がない。
長いことサポートしてくれよVMware・・・