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色々なESXiのバージョンを試した話

ESXi 6.7u3でてるしそろそろESXi 6.0u3からアプデするべきか・・・と思っていた。
しかし以前投稿した「ESXi 6.5aではUSBパススルーが使えない」問題があるので、そう気安くできるものではなかった。
ちょうど時間ができたのでやってみた。

なぜUSBパススルーが必要なのかというと、Chinachu鯖でB-CASカードリーダーをUSBパススルーして使っているから。
どうしてもこれがないと困る。

環境

  • 鯖本体: Express5800/R120a-1 N8100-1518
  • CPU: Xeon E5520-2.26GHz x2
  • Mem: 120GB (DDR3 ECC)
  • ESXi 6.0 update3

構成情報バックアップ

VMware vSphere CLIを使用する。
しかしこいつ、v6.5以降ではコマンドの実行に使うPerlの環境を一緒にインストールしてくれない。
なのでv6.0を使用。
VMware vSphere CLI 6.0 DL

vicfg-cfgbackup.pl --server ${HOST} --username root --password ${PASS} -s ${OUTPUT_FILE_PATH}
# --password指定なしだと対話で聞かれる

sオプションはバックアップ
lオプションはリストア

ESXi 6.7u3へ

はい。
ESXi 6.7からはCPUの互換性を無視してインストールできなくなった?

ESXi 6.5u3へ

VMwareからDLできるisoイメージにはESXi 6.5u2しかなかったのでそれをDL&焼き。

そのCDからブートして6.0u3からのUpgrade指定でインストール。
27%までいったところでfail。

それが2回起きたのでクリーンインストールを実施。
難なくインストールされたので6.5u3へのアップグレードパッチ、並びに最新のパッチを適用。

だめじゃん。

ESXi 6.0u3へ戻す

結局お前が最高だよ・・・

前に焼いていたCDはESXi 6.0u2だったので最新の6.0u3のisoをDLして新しく焼いた。

古いバージョンに戻すわけになるのでUpgradeは選択せずクリーンインストール。
最新のパッチを適用。

lオプションを使って構成情報をリストア。
リストアすると勝手に再起動する。
それが終わると以前使っていた通りにVMが登録されているし、ESXiのntp設定などすべてが復元された。

USBパススルーは元々のバージョンに戻したわけだしちゃんと動いた。

余談

VMを作ってから削除、また新しいVMを登録とすると、VMのID(httpアドレスの/host/vms/17)が歯抜けになるが、構成情報からリストアしてもその歯抜けは維持された状態だった。(まあそうだろうな)

構成情報をリストアせず、新規にデータストアからVMを一つずつ手動で登録し直していけばそれは解消できる(はず)
が、特に歯抜けが問題になるわけでもないし、どうせまたVM削除したり登録したりしたら歯抜けるので気にしないことにした。(ちょっと気持ち悪いけど)

終わり

そんな感じでESXiの3バージョンと戦った。
すごい疲れた。

結局今までのESXi 6.0u3じゃないといけないことが判明した。
それに6.7以降が出てもCPUの問題でアプデできないはずなのでこの6.0u3を使い続けるしか選択肢がない。

長いことサポートしてくれよVMware・・・